最後の楽園 - 2008年04月


獣耳男子やBL多めなファンタジー系オリジナルイラスト中心のサイトです(◜◡‾)
男の子やBLイラスト中心でファンタジー傾向が強めです。
一部R18要素があるので18歳未満の方はお戻り下さい。


since2009,2,23(2009,11,20移転)






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§ 買い物に行くと、必ず余分なものまで買ってしまうorz

買い物に行くと、必ず余分なものまで買ってしまうorz


絶対そうなんですよ…


必要がないってコトもないんですが…生きるために必要って程でもない…(_ _;)
余分なものばっかり買ってるカラ、お金[i:186]がなくなるんだって感じですが…でもやっぱり、やめられないんです…


買い物大好きなんです…


たとえ、どんなものであっても、ものを買うというコトに喜びを感じてしまうんです…(≧∩≦)


この間も…[i:125][i:134][i:134]均にカッター(じ…授業で使うためです…(゜д゜;))を買いに行ったつもりだったのに…もれなく色画用紙と紙袋も付いてきましたw(´∀`*)

別にそれダケなら良かったんですw
欲しいなぁトカ思っていたものなので…ww


問題なのは…



菓子パン×
ビスケット
黒い表紙のノート…




菓子パンもお菓子も家に山ほどあるのに…(´д`;)
でもそれは、食べるためだと考えればまだ…


番用途が分からないのは、デスノ風の黒表紙のノートだよwww



なんのために使うんだーーー!!?(゜д゜;)




…用途があるとしたら…GWで実家に帰った時、弟と話をする時の…ネタ用…?(´д`;)


だって…ぱっと見、DEATH NOTEっぽく見えたんですもん…(死

あと、なんか紙袋もデスノっぽい感じw(何



あ



↓文字はもちろん、ただの加工w
実際には、何も書いてませんよww
B5版なので、小さめですがw
あ




伏字コメ返信w(何

芹沢様w
ご訪問&コメありがとうございますww

面白いと言って頂けて嬉しいですw
バトンなんて、どんどん貰ってやって下さいよww ゚+.(・∀・).+゚  
 


・・・ていうか、そこの貴方
貴方も読みましたよね

『子供出来ましたw』の記事・・・

地雷なので、見たら強制なんですよ!!?(何

も、もしや・・・サイトもブログも持ってない??(゜д゜;)        

・・・だったら、仕方ないですね(´・ω・`)      




more...
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2008/04/30 20:56:36  マンガ・アニメ(少年漫画・BLなど)/コメする:0/トラバする:0/ TOP

§ 土曜日・・・;

土曜日まで授業があるなんて…;(´д`;)
何なんだ!?私の大学…;;
土曜日は一応、午前の必修ダケで帰りますがw
昨日も絵描いて終わりましたww
私は、ファインではなくデザイン系なのに、絵画の授業が必修なんですよね~;;
水彩なんて使わずに、色鉛筆とコンテとで、ガリガリ塗ってますがw
私にとって水彩は、デジタルであるからこそ、楽しいのであって、アナログ水彩は全然できませんし、やろうともしませんww(´∀`*)
色を上手く作れないし、手は汚れるし…;


↓バトンが二つw
名前の出た人全員答える系ですw(ぉ



管理人様連想バトン

●名前が出た管理人さんは必ず受け取って下さい。
一度やった人はやらなくてOKです。
知っている人、また知り合いの管理人さんは載せること。

●漢字
「愛」 リト・まろ様・きりゅう様・アーク様・ロゼ様・ありす・ひよ様・なっぴぃ
「楽」 はるか・るか・みかちゅう様・黒田なべ子様・ヒカル様・チュッパチャップス様
「麗」 くうか様・高比良様・新月様・くみ様
「優」 海竜様・えんじゅ様・ガーリィ様・夕日様・イチコ様
「癒」 りんね・LEAF様・山猫様・彩糖様・基波様
「美」 翠憐様・El様・カール様


●色
「赤」 はるか・みかちゅう様・アーク様・ガーリィ様
「蒼」 るか・海竜様・El様・新月様
「桃」 リト・ロゼ様・くみ様・なっぴぃ
「橙」 くうか様・山猫様・夕日様
「白」 えんじゅ様・黒田なべ子様 
「緑」 翠憐様・LEAF様
「藍」 まろ様・高比良様・基波様・ありす
「黄」 りんね・きりゅう様・彩糖様・ヒカル様・イチコ様・カール様・ひよ様・チュッパチャップス様


●季節
「春」 はるか・りんね・高比良様・ロゼ様・くみ様・ありす・なっぴぃ
「夏」 リト・海竜様・みかちゅう様・翠憐様・きりゅう様・アーク様・ガーリィ様・基波様・イチコ様
「秋」 LEAF様・山猫様・彩糖様・El様・夕日様・新月様
「冬」 るか・くうか様・えんじゅ様・黒田なべ子様・ヒカル様・カール様・ひよ様・チュッパチャップス様


微妙に(?)偏っててすみませんm
一度でも、サイトやブログに訪問して下さった方、コメを下さった方で、
サイトを持っている方全員の名前を挙げてみましたw
結構多いですね~ww

↓もう1つw

>ルール<

・嘘は駄目
・アンカー、フリーは無し

1・本名の漢字一文字晒して下さい
梨でw(何
名前の何処かにww


2・イニシャルは?
MT
名前の頭文字がM・・・;
Sなのにね・・・;;(ぉ


3・誕生日は?
1/3w


4・血液型は?
Aにしといてw(は


5・住んでいる都道府県は?
今は東京w


6・学校・職場の名前の漢字二文字晒して下さい
M美ねw
「M」と「美」で2文字だよw(ぉい
ダメなら「美大」でww(逝け
・・・漢字出しちゃうと、結構バレちゃうんで;(´・ω・`)  
寧ろ既に、分かる方には分かっちゃってますよね!?(゜д゜;)
    
     
7・脚と胴体どっちが長い?
胴長短足ww
まるでダックスのようにwww(・・・


8・恋人いる?
いにゃw(何


9・恋人のイニシャルは?
さぁねw


10・恋人とは今どこまでの関係?
何処まででもw


11・好きなアーティストは?
ポルノ愛~www
アンダーグラフも好きにょww


12・嫌いなアーティストは?
言っちゃダメでしょ;(゜д゜;)      
王道(?)だから・・・;;


13・どんな雑誌読む?
ファッション誌も一応読むよw(´∀`*)
立ち読みが多いケドww


14・いい思い出について語って?
授業が2時間しかない日を作れたwww(≧∀≦)(何


15・悪い思い出について語って?
何で土曜日まで授業があるんだ・・・?(´д`;)
そんな大学に入ってしまったコトが・・・;


16・どんなあだ名?
るぅw(嘘


17・将来何になりたい?
何かのデザイナーとかw


18・バトンを回してくれた人からの質問の答え
うんw強くなるねww(は


19・次にバトンを回す人への質問
『美大に行きたいor行っているor行った人~!』
3人以上いたら嬉しいなwww(何で


20・回す人
→『管理人様連想バトン』で名前のあった方全員でw

2008/04/20 12:14:41  バトン/コメする:0/トラバする:0/ TOP

§ 子供出来ましたw

子供出来ましたw



ちょwww

まだ18ですが何か・・・?(`・ω・´)



詳細は、追記クリックww(//▽//)       


more...
2008/04/17 08:07:50  バトン/コメする:1/トラバする:0/ TOP

§ 大学生になったカモw

今日は、M美大の入学式でしたw
流石、美大なダケあって(?)、オシャレな感じ…というより、派手な感じでした;(ぁ

ちなみに、行くのが遅かったので、椅子に座れず、母と二人で後ろの方で立っていました;
私は、背が低い×目が悪い(?)なので、ステージの上で何をやっているのか、全く分かりませんでしたよ;;(つд;)(死


それと、今日からアパートに住みますよ~www

片付けトカ終わるマデお母さんも一緒に居てくれますケドねww(つ∀・*)


ところで…回線繋ぐのに、ちょっと時間掛かっちゃうので…多分十三日くらいマデPCからネットできません;(携帯カラならネットできるケド不便;;)

2008/04/07 17:07:24  分類不可/コメする:0/トラバする:0/ TOP

§ ぐはぁ…!ケンちゃん(´∀`*)

※管理人は、松山ケンイチ様のコトをケンちゃんと呼びます;
この呼び方に嫌悪感を抱いた方、管理人の妄想なんて聞きたくない方、読まない方が身のためです;;
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2008/04/05 10:30:37  テレビ・映画/コメする:1/トラバする:0/ TOP

§ glorious(ぼくわた/クラベン版)

クラベン獣化パラレル



glorious


クラウスは、よろよろと覚束ない足取りで歩いていた。

濡れた重い身体を引きずり、何処か身を落ち着ける場所を探していた。

その時、彼は、道端に何か白い生き物が蹲っているのを発見した。
クラウスは、そっと近づいてみた。

近くで見ると、それは雄猫だった。

その毛皮は、薄汚れてはいるが、元は美しい白い毛並みであっただろうことを想像できる。

クラウスは、その猫に寄り添ってしゃがみ込んだ。


そして突然、小さく震えている猫を少しでも雨から護ってやろうという不思議な気持ちになった。

クラウスの茶色い毛皮は、雨に濡れて冷たくなっていたが、
猫の方は、それよりもっと、まるで氷のように冷えていた。



「一体何のつもりだ…?」
猫がおもむろに口を開いた。

「こうしていた方があったかいですよ。」
クラウスが答える。

猫は、俯いていた顔を少し上げ、クラウスの方を向いた。



「そういうことにしておいてやろう。」
生意気な口を聞きつつ、猫はクラウスに身体を擦り寄せてくる。

猫には、冷たいクラウスの毛皮さえ暖かく感じられたのだった。

「俺はヴェンツェルだ…。オマエは…?」
ヴェンツェルは、クラウスを見ながら、尋ねる。

「私はクラウスです…。」
クラウスがそう答えると、


「…おい、クラウスに頼みがある…。」
ヴェンツェルは、その血のような真紅の瞳でクラウスを見つめる。

「…?」
「このまま俺の傍に…。」
ヴェンツェルの瞳が僅かに不安そうに陰った。
彼は、衰弱しきっていて、自分がもう長くないことも分かっていた。

「ああ…。」
クラウスは、頷いた。
彼もまた、限界が近づいている。

だから、誰かの傍に寄り添っていたかった。

二匹は、身体を寄せ合い暖めあっていた。
二匹で寄り添っていると、さっきまであんなに冷たく感じた雨も、少しだけ暖かくなったような気がした。

夕闇が近づいて来た頃、少し遠くから人間の足音が聞こえてきた。

頭を上げるのも億劫な二匹は、ずっと蹲ったままで動かずにいた。
すると、不意に足音が止まった。

月が頭をほんの少しもたげてみると、それは小さな少女だった。
まだ、10歳にはならないだろう。

少女は、ヴェンツェルの方に手を伸ばし、彼を抱き上げた。

そして、腕の中で震えているヴェンツェルを見つめながら、
「寒いんだね、猫ちゃん。あたしの家においで。あったかいから。」
そして、そのままヴェンツェルを連れていってしまった。

ヴェンツェルは、抵抗する力もなく、おとなしくしていた。

夕闇の中、クラウスは、独りぼっちだった。

雨は、降り続き、クラウスの身体をどんどん冷やしていく。
だんだん感覚が麻痺してきて、雨が冷たく感じなくなってきた。

(私は、一人で死ぬのか…。)
クラウスは、死ぬことについて考えていた。

彼は、死ぬことを恐れたことはない。
けれども、いざそれを瞳の前にすると、得体の知れない不安に苛まれた。

そして、思った。
(やっぱり、私も生き物であるということですか…。だから、生きていたいと思うのかもしれない…。)

暗くなってから再び、人間の足音が聞こえてきた。

それは、昼間見た少女だった。

少女は、俯いて泣いているようだった。
腕の中のヴェンツェルに視線を落とし、彼女の背中を撫でている。
「飼っちゃ駄目だって…。ごめんね、猫ちゃん…。」

そして、ヴェンツェルをそっとクラウスの傍らに降ろした。
すると、彼女は、近くで待っていた母親の元に掛けていった。

「ヴェンツェル…。」
クラウスが呼び掛けると、ヴェンツェルは、僅かに反応した。


「なんだ…?」

「月が綺麗です…。」

そう言ってクラウスは、夜空を見上げた。

その日は、星の見えない夜だった。
月だけが独り、夜空に輝いている。

でも、たとえ自分達に見えなくても、
やはり空には、数えきれない程の星があって、自分達を見守ってくれているのだ。
そう思うと心が落ち着き、安心する。

あの世界ではみんな平等で、誰か一人が幸せだったり、
誰か一人が不幸だったりしないんだろうな…。

クラウスは、見えない星を想いながら、考えに耽った。

「クラウス…俺達は、生まれ変わったら、幸せになれるのか…?」
ヴェンツェルは、相変わらず、空を見上げているクラウスに尋ねる。

「そうですね…。」

「良かった…。」
ヴェンツェルは、そう言うと、静かに瞳を閉じた。

生まれ変わった自分を想い描きながら…幸せそうな表情をしていた。

「大丈夫ですよ、ヴェンツェル…。私達は必ず、幸せになれる…。」
クラウスは、自分とヴェンツェルのため、見えない幾千幾万の星達に祈りを捧げた。

今不幸なのは、何時か生まれ変わった時、幸せになるため…。
そう信じたかったから…。
2008/04/03 10:45:16  携帯BLゲーム(アプリやSNS等)/コメする:0/トラバする:0/ TOP

§ glorious(FE烈火/ジャファニノ版)

glorious

ジャファルは、よろよろと覚束ない足取りで歩いていた。

濡れた重い身体を引きずり、何処か身を落ち着ける場所を探していた。

その時、彼は、道端に何か白い生き物が蹲っているのを発見した。
ジャファルは、そっと近づいてみた。

近くで見ると、それは小さな純白の可愛らしい雌猫だった。
ジャファルは、その猫に寄り添ってしゃがみ込んだ。
そして何故か、小さく震えている猫を少しでも雨から護ってやろうと思った。

ジャファルの黒い毛皮は、雨に濡れて冷たくなっていたが、
猫の方は、それよりもっと、まるで氷のように冷えていた。

「ありがとう…。」
猫がおもむろに口を開いた。

「すごくあったかいよ。」
猫は、俯いていた顔をジャファルの方に向け、少し微笑んだ。

猫には、冷たいジャファルの毛皮さえ暖かく感じた。

「あたしはニノ…。あなたは…?」
ニノは、ジャファルを見ながら、尋ねる。

「…俺はジャファル。」
ジャファルがそう答えると、

「…ねぇ、ジャファルお願いがあるの…。」
ニノは、その大きな蒼い瞳でジャファルを見つめる。

「…?」
「このままあたしの傍に居て欲しい…。」
ニノの瞳が不安そうに陰っている。
彼女は、衰弱しきっていて、自分がもう長くないことも分かっていた。

「ああ…。」
ジャファルは、頷いた。
彼もまた、限界が近づいている。

だから、誰かの傍に寄り添っていたかった。

二匹は、身体を寄せ合い暖めあっていた。
二匹で寄り添っていると、さっきまであんなに冷たく感じた雨も、少しだけ暖かくなったような気がした。

夕闇が近づいて来た頃、少し遠くから人間の足音が聞こえてきた。

頭を上げるのも億劫な二匹は、ずっと蹲ったままで居続けた。
不意に足音が止まった。

ジャファルが頭をほんの少しもたげてみると、それは小さな少女だった。
まだ、10歳にはならないだろう。

少女は、ニノの方に手を伸ばし、彼女を抱き上げた。

そして、腕の中で震えているニノを見つめながら、
「寒いんだね、猫ちゃん。あたしの家に来れば、あったかいよ。」
そして、そのままニノを連れていってしまった。

ニノは、抵抗する力もなく、おとなしくしていた。

夕闇の中、ジャファルは、独りぼっちだった。

雨は、降り続き、ジャファルの身体をどんどん冷やしていく。

(一人で死ぬのか…。)
ジャファルは、死ぬことについて考えていた。

彼は、死ぬことを恐れたことはない。
けれども、いざそれを瞳の前にすると、得体の知れない不安に苛まれた。

そして、思った。
(やはり、俺も生き物であるということか…。だから、生きていたいと思うのか…。)

暗くなってから再び、人間の足音が聞こえてきた。

それは、昼間見た少女だった。

少女は、俯いて泣いているようだった。
腕の中のニノに視線を落とし、彼女の背中を撫でている。
「飼っちゃ駄目だって…。ごめんね、猫ちゃん…。」

そして、ニノをそっとジャファルの傍らに降ろした。
すると、彼女は、近くで待っていた母親の元に掛けていった。

「ニノ…。」
ジャファルが呼び掛けると、ニノは、僅かに反応した。

「ジャファル…。」

ニノは、暗く果てしない夜空を見上げた。

その日は、星の見えない夜だった。

でも、たとえ自分達に見えなくても、
やはり空には、数えきれない程の星があって、自分達を見守ってくれているのだ。
そう思うと心が落ち着き、安心する。

あの世界ではみんな平等で、誰か一人が幸せだったり、
誰か一人が不幸だったりしないんだろうな…。

ニノは、見えない星を想いながら、考えに耽った。

「ねぇ、ジャファル…あたし達生まれ変わったら、幸せになれるよね…?」
ニノは、相変わらず、空を見上げながら、ジャファルに尋ねる。

「ああ…。」
「良かった…。」
ニノは、そう言うと、静かに瞳を閉じた。

生まれ変わった自分を想い描きながら…幸せそうな表情をしていた。

「大丈夫だ、ニノ…。俺達は必ず、幸せになれる…。」
ジャファルは、自分とニノのため、見えない幾千幾万の星達に祈りを捧げた。

今不幸なのは、何時かの日か生まれ変わった時、幸せになるため…。
そう信じたかったから…。

2008/04/02 10:44:17  一般ゲーム(ポケモン・FE多め)/コメする:0/トラバする:0/ TOP

§ glorious(デスノ/月L版)

glorious


月は、よろよろと覚束ない足取りで歩いていた。

濡れた重い身体を引きずり、何処か身を落ち着ける場所を探していた。

その時、彼は、道端に何か白い生き物が蹲っているのを発見した。
月は、そっと近づいてみた。

近くで見ると、それは毛皮が少し薄汚れた白い雄猫だった。
月は、その猫に寄り添ってしゃがみ込んだ。
そして突然、小さく震えている猫を少しでも雨から護ってやろうという気が起こった。

月の黒い毛皮は、雨に濡れて冷たくなっていたが、
猫の方は、それよりもっと、まるで氷のように冷えていた。

「ありがとうございます…。」
猫がおもむろに口を開いた。

「すごくあったかいです。」猫は、俯いていた顔を月の方に向け、少し微笑んだ。

猫には、冷たい月の毛皮さえ暖かく感じた。

「私はエルです…。あなたは…?」
エルは、月を見ながら、尋ねる。

「僕は月だよ…。」
月がそう答えると、

「…あの、月君お願いがあるのですが…。」
月は、その大きな漆黒の瞳で月を見つめる。

「…?」
「このまま私の傍に居て欲しい…。」
エルの瞳が僅かに不安そうに陰った。
彼は、衰弱しきっていて、自分がもう長くないことも分かっていた。

「ああ…。」
月は、頷いた。
彼もまた、限界が近づいている。

だから、誰かの傍に寄り添っていたかった。

二匹は、身体を寄せ合い暖めあっていた。
二匹で寄り添っていると、さっきまであんなに冷たく感じた雨も、少しだけ暖かくなったような気がした。

夕闇が近づいて来た頃、少し遠くから人間の足音が聞こえてきた。

頭を上げるのも億劫な二匹は、ずっと蹲ったままで動かずにいた。
すると、不意に足音が止まった。

月が頭をほんの少しもたげてみると、それは小さな少女だった。
まだ、10歳にはならないだろう。

少女は、エルの方に手を伸ばし、彼を抱き上げた。

そして、腕の中で震えているエルを見つめながら、
「寒いんだね、猫ちゃん。あたしの家においで。あったかいから。」
そして、そのままエルを連れていってしまった。

エルは、抵抗する力もなく、おとなしくしていた。

夕闇の中、月は、独りぼっちだった。

雨は、降り続き、月の身体をどんどん冷やしていく。
だんだん感覚が麻痺してきて、雨が冷たく感じなくなってきた。

(僕は、一人で死ぬのか…。)
月は、死ぬことについて考えていた。

彼は、死ぬことを恐れたことはない。
けれども、いざそれを瞳の前にすると、得体の知れない不安に苛まれた。

そして、思った。
(やっぱり、僕も生き物であるということか…。だから、生きていたいと思うのかもしれないな…。)

暗くなってから再び、人間の足音が聞こえてきた。

それは、昼間見た少女だった。

少女は、俯いて泣いているようだった。
腕の中のエルに視線を落とし、彼女の背中を撫でている。
「飼っちゃ駄目だって…。ごめんね、猫ちゃん…。」

そして、エルをそっと月の傍らに降ろした。
すると、彼女は、近くで待っていた母親の元に掛けていった。

「エル…。」
月が呼び掛けると、エルは、僅かに反応した。

「月君…。」
そして、彼は、彼の瞳と同じ色の漆黒の空を見上げた。

その日は、星の見えない夜だった。

でも、たとえ自分達に見えなくても、
やはり空には、数えきれない程の星があって、自分達を見守ってくれているのだ。
そう思うと心が落ち着き、安心する。

あの世界ではみんな平等で、誰か一人が幸せだったり、
誰か一人が不幸だったりしないんだろうな…。

エルは、見えない星を想いながら、考えに耽った。

「月君…私達は、生まれ変わったら、幸せになれますよね…?」
エルは、相変わらず、空を見上げながら、月に尋ねる。

「そうだな…。」
「良かった…。」
エルは、そう言うと、静かに瞳を閉じた。

生まれ変わった自分を想い描きながら…幸せそうな表情をしていた。

「大丈夫だよ、エル…。僕達は必ず、幸せになれる…。」
月は、自分とエルのため、見えない幾千幾万の星達に祈りを捧げた。

今不幸なのは、何時かの日か生まれ変わった時、幸せになるため…。
そう信じたかったから…。

2008/04/01 10:40:35  マンガ・アニメ(少年漫画・BLなど)/コメする:0/トラバする:0/ TOP
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