最後の楽園 - 夢幻の花園―世界観設定


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一部R18要素があるので18歳未満の方はお戻り下さい。


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§ 夢幻の花園―世界観設定

遠くから人の足音がする・・・。

僕の方へ近づいてくるようだ・・・。

人間の子供達にいじめられ、身体中傷だらけで逃げることもできない・・・。

それでもなんとか彼は、力を振り絞って近づいてくる男の顔を見上げた。
しかし、瞳が霞んでよく見えなかった。

そしてその男は、彼の方にそっと手を伸ばした。

彼は、男の手が届かぬようできるだけ身体を縮込めた。

しかし、それでも男は、彼の方に手を伸ばしてきたので、
彼は、叩かれると思ってその手に思い切り噛み付いた。

だが、その手は、彼を叩くどころか優しく彼の頭を撫でていた。
だから、彼は、噛み付いていた手を離した。

僕の噛み付いていた男―近くで見ると、老人のようだ―の手からは、
真っ紅の血がとめどなく流れていた。

しかし男は、そんなことは全く気にせずに、
僕の傷だらけの背中を撫でながら言った。

「かわいそうに。
辛かったね、こんな目に合ってしまって・・・。
でも、これからは、私が護ってあげるからね。」
その時、彼は、自分の頭の上に何かが零れ落ちたのを感じた。

彼は、雨かと思って上を見上げた。

しかし、雨ではなかった。
そう、それは男の涙だった・・・。

その涙はとても綺麗で、その瞳は更に綺麗だったけど、
何故かとても哀しそうだった。

彼は、思わず男の瞳を見つめた。

綺麗なのに悲しくて、
何より僕にとって世界で一番優しい瞳。

どうして僕は、こんな瞳を持っている人に噛み付いてしまったんだろう・・・?
彼は、自分が情けなく思った。

この人は、道端に塵のように捨てられた僕を
こんなにも愛してくれているのだから・・・。

そして、その人は、彼の御主人になった。
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2012/11/11 09:13:23  ページ/コメする:0/トラバする:0/ TOP
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