最後の楽園 - ヴェンくんお誕生日小説


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§ ヴェンくんお誕生日小説

ヴェンくんお誕生日記念妄想

クラベン+エマ+晃+リスルゥ





「ヴェンツェル、誕生日おめでとうございます。」

「誕生日…?」

不思議そうに首を傾げるヴェンツェル。



「貴方の誕生日ですよ。」

「…そんなもの忘れていた。」
予想はしていたが、その言葉に苦笑する。

他人に対してほとんど無関心なこの男は、
自分のことに対しても、時々妙にこだわりがない。


「よくそんなことを覚えているな。」

少し呆れたような、感心したような口調。



「嫁の誕生日くらい覚えています。」


「……嫁?」


「いえ、なんでもありません。」

「……。」

…いや、聞き間違いではない。


俺がクラウスの嫁…だと?


……嫁って何だ…?





「クラウス様ー!ケーキができました!」

元気よくエマの声が響く。

「あ、黒の導士さん。もう来ていらしたんですね。」
ヴェンツェルに、にこにこと笑い掛ける。


「ちょうど良かったです。
今から捜しに行こうかと思っていましたので。」


「何故だ?」

「サプライズお誕生日パーティーです。」

エマが説明した。



「……。」

ヴェンツェルは、露骨に迷惑そうな顔をした。


「待ちなさい。何処に行くんですか?」

クラウスは、逃げ出そうとしたヴェンツェルの肩を捕まえた。


「貴方が主役なんですから、出席しなきゃ駄目です。」

「嫌だ。」

「駄目です。」

「嫌だ…。」


「…じゃあ、お姫様抱っこで連れていきます。」

「断る!」

しかし、クラウスは、ヴェンツェルの言葉を無視し、
半ば引きずるようにパーティー会場へ連れていった。




***

「遅ーい。」

「やっと主役の登場か…。」
「……。」

「あの人が黒の導士さん?」
「マスタ、マスタ!」

「待ってましたー。」



なんかいっぱいいた。

ヴェンツェルの知り合いなんてほとんどいない。


御馳走に目が釘付けになっている者、
話に夢中になってヴェンツェルに気付かない者、
ヴェンツェルに向かって殺気を放っている者までいる。


「…帰る。」

一瞬だけ、会場を見回した後、
さっさと踵を返してしまった。


「…仕方ないですね。
皆さんは、お先にどうぞ食べていて下さい。」

そう言い残して、クラウスは、
ヴェンツェルの後を追い掛けていった。





***

「ヴェンツェル、ちょっと来て下さい。」

クラウスは、その背中に呼び掛けた。


ヴェンツェルは、足を止め、
不機嫌そうな顔でクラウスの方を振り返った。

そして、渋々といった様子で、
ヴェンツェルは、クラウスの方に向かって歩き出した。


「なんだ?」

クラウスは、自分の目の前にある扉を開けて、
部屋の中に入っていった。
ヴェンツェルもその後に続く。



そこは、厨房だった。

台の上にケーキが乗っている。


「エマが作ってくれたケーキです。
美味しそうでしょう?」

「ふん…。」


「パーティーには、無理して出なくてもいいことにしますが、
ケーキは折角作ってもらったので、食べませんか?」
「いらん。」
クラウスの問い掛けに即答するヴェンツェル。

「あれ?甘いもの嫌いでしたっけ?」

「嫌いだ。」

ヴェンツェルは、ふいとそっぽを向く。


「残念ですねー。」

そう言って、クラウスは、指で少しクリームを掬って舐めている。

「うん…本当に美味しいですよ。」


「だったら、オマエが食…ん…っ」



ヴェンツェルが振り向いた途端、
言葉を紡ごうとした口を塞がれた。

咥内に舌が挿し込まれ、
クリームの甘い味が広がった。

クリームは、名残惜し気にゆっくり溶けていく。



「ね?甘くて美味しいでしょう?」

クラウスがにっこり微笑む。


「なんなら、私が食べさせてあげますよ。口移しで。」

「オマエは変態か?」


「嫌ですね、ヴェンツェル。
変態なのは私じゃなくて、
私にこんなことをさせている管理人の腐女子です。」

「……。」

確かにその通りだと、ヴェンツェルは思った。

俺の婿であるクラウスがこんなに変態であるはずがない。


「でも、折角なので食べさせられてみませんか?」

「…やめろ。誰か来るかもしれない。」

この部屋は、パーティー会場からそう遠くない。


「いいじゃないですか。
私とヴェンツェルがどんなにらぶらぶか、
皆さんに教えてあげましょう。」


「駄目だ!…やめっ…」

「静かにしなさい。
そんな大声を出すと、それこそ人が来ますよ。」

クラウスは、逃げられないようにヴェンツェルの腕を捕まえて、
身体を壁に押さえ付け、再びヴェンツェルの唇を塞いだ。





***

「おーい、クラウスー?」

晃は、飲み物が切れたので、クラウスを捜していた。



「あ、エマ。…そんなところで何してんの?」


扉をほんの少し開けて、
とある部屋の中を覗いているエマの姿を見つけた。


「…しーっです。」

「?」

晃もエマの真似をして、部屋の中を覗いてみた。


クラウスと黒の導士…?

何してるんだ…??



「にゃー。マスタ何処に行っちゃったの?」

「「しーっ!」」

晃とエマが見事にハモった。


「にゅ?」

リスルゥは、首を傾げながらも、
やはり二人と同じように部屋の様子を窺った。



そしてすぐに…


「!」

「!!」

「あー!!!」

晃は、リスルゥの口を押さえようと思ったが、時既に遅し。



「マスタにぺろしていいのは、リスルゥだけなのっ!!!」



「!?」

「!!?」

クラウスとヴェンツェルに気付かれてしまった。



まずい!俺、逃げなきゃ!!

「ってエマ!?」



逃げんの早!

俺一人(と一匹)だけを覗きの犯人にするな!!



きょ…共犯者だろ!!!





***

「……。」

俺は今日、禁断の恋を目撃してしまった…。

…もしかして、エリダラーダでは普通のこと…だったりしてな…ははは。


しかも、俺を助けてくれた恩人のクラウスと
俺を狙うラスボス系敵キャラの黒の導士が
そんな関係だったなんて…。

ていうか、黒の導士ってあんなに怖そうな感じなのに…
クラウスの前だとなんか大人しいというか…
あいつが受けだったよな。


そんな怖そうな奴相手に攻めなクラウスって一体…。




終われ



ベン「この文章とあの絵を描いた奴死ね。」

クラ「私もそう思います。さっさと灰に帰ればいいのに。」



…いやその…すみませんでした

此処まで読んで下さった方…ありがとうございます

そして、変態ですみません…

腐女子ですみません……
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2009/03/09 22:06:00  携帯BLゲーム(アプリやSNS等)/コメする:0/トラバする:0/ TOP
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